12月11日(金)に千葉学習塾協同組合の特別研修に参加してきました。
テーマは「千葉県公立高校入試の国語問題分析」で、テスト会社で問題作成をされている方の講演でした。
以前、数学の難易度の偏りについて書きましたが、国語もあまりいい入試問題とは言えませんね。ボリュームがありすぎるんです。従来の「漢字・文法・小説・説明文・古典」に「作文」と「聞き取り」が加わったために、今では、5教科の中で一番時間配分が難しい教科になってしまいました。また、記述問題に癖があるのも特徴です。おそらく、採点のしやすさを優先しているのだと思いますが、字数や指定語句に無理があり、答えるべき内容が分かっていても、それを答案にまとめるのが難しくなっています。つまり、「まず模範解答ありき」で、字数や指定語句という制限によって模範解答以外の記述を許さないような出題なのです。字数が多ければいくらでも調整できますが、10~20字程度では、はっきり言ってひらめき勝負です。正直に言いますと、大人の私でも解答に苦労する問題もあります。もはや、読解力なんて関係ないんですよね。(もちろん、一部の問題ですが)
今日の講演でも、大体同じようなお話をお伺いすることができました。私の認識は間違ってなかったんですね。
質疑応答では、各塾での国語に関する塾生へのアドバイスや自己採点のやり方等を聞くことができました。
今後の指導に役立てていきたいと思います。