あやしい訪問者

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2月4日(木)のこと。銀行からの帰り道、ジャージ姿の若者5人組が2,3グループ、地図を広げて何やら相談しているのを見る。中学校時代にやったオリエンテーリングを思い出す。

 

塾に戻って仕事をしていると、先ほどの5人組が来塾する。

 

「私たち、株式会社〇〇スの新入社員なのですが、ただいま新人研修中でして、飛び込み訪問で時給1,000円のお仕事を探しています。ポスティングでも掃除でも何でもしますからお仕事をいただけませんか?」とのこと。

 

「なるほど、そういうことだったのね」と納得するも、お願いするような仕事(単純作業)もこれといってない。丁重に申し出をお断りし、「頑張ってね」と声を掛け、お引き取りいただいた。

 

彼らを見送った後、ふと疑問が。

「1人時給1,000円なら、5人で5,000円? 微妙に高くないか?」

「飛び込みで名刺交換なら分かるが… あれは本当に新人研修なのか?」

 

むやみに人を疑いたくないが、エアコンの室外機が盗まれ、自動販売機が燃やされる昨今、どうしても悪い方に考えてしまう。仮に、掃除をお願いしていたら、店舗のレイアウトや現金の有無、警備状況がリサーチされ、後日事務所荒らしに遭うのでは…?

 

インターネットで確認する。株式会社〇〇スは実在した。が、着物の訪問買取に関するトラブル(特定商取引法違反)で行政処分を受けた株式会社〇〇ドから事業委譲された会社であることが判明。着物の訪問買取事件はかなり大きく報道されたので、同じ社名では事業を継続できなくなったのだろう。

 

新人研修は本当のようだが、こんな研修をしている会社は、やはりと言うか、ろくでもない会社だった。

(今回は文体を変えてみました。深い意味はないです。)

 

 

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