フレイ・トルメンタ

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中2の英語の教科書(Sunshine/開隆堂)のプログラム9に、覆面レスラーとなって孤児院の資金を集めた聖職者の話が掲載されています。

 

One day, Sergio watched a professional wrestling match on TV.

All the wrestlers wore masks.

“That’s it!” He thought.

“I can earn lots of money without showing my face.”

 

これは、彼(Sergio)が覆面レスラーとなったきっかけの場面です。without showing my faceから彼は身元を隠したかったのだろうと推測できます。しかし、彼のリングネームのFray Tormenta(フレイ・トルメンタ/スペイン語)ですが、Frayは修道士という意味なのです。(ちなみにTormentaは雷雨という意味で、日本では彼を「暴風神父」と紹介しています)

 

また、メキシコでは、彼がレスラーとしてデビューする12年前に、神父が孤児院のためレスラーとなって戦うという映画が公開されていたらしいのですが、何と主人公の名前がTormenta。

 

彼はレスラーになるにあたり、身元を隠すつもりはなかったのではないでしょうか? リングネームが「暴風神父」じゃ、ばれるのは時間の問題ですしね。

 

ということで、私は、顔を隠せるからではなく、札付きの悪として有名だった彼は腕っぷしに自信があったからレスラーになったというのが真実のように思います。(ただし、デビュー時すでに30歳を超えていた彼は、思惑通りに勝つことはできず、やられ役が多かったそうです。しかし、それでも孤児のために何度も立ち上がり続ける姿が彼の人気に火をつけます。ファイトマネーも上がって、12年後には新しい孤児院を建てることができたそうです。)

 

 

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