12月9日(水)にテスト会社による入試動向説明会がありました。
先週の千葉学習塾協同組合の定例研修とほぼ同じ内容なのですが、
組合研修のときとは別のテスト会社の説明会であること
テスト会社が主催で、多数の参加資料が配布されること
といった事情があり、2週連続で同内容の説明会に参加してきました。
やはり、この地域に関しては目立った情報はありませんでした… ただ、いただいた資料は来年度の進路指導にも役立つようなものでしたので、これだけでも参加した価値がありました。
大網白里市の少人数制集団授業型の進学塾
TEL.0475-72-3111
〒299-3251 千葉県大網白里市大網33-8 サンモア2号室
12月9日(水)にテスト会社による入試動向説明会がありました。
先週の千葉学習塾協同組合の定例研修とほぼ同じ内容なのですが、
組合研修のときとは別のテスト会社の説明会であること
テスト会社が主催で、多数の参加資料が配布されること
といった事情があり、2週連続で同内容の説明会に参加してきました。
やはり、この地域に関しては目立った情報はありませんでした… ただ、いただいた資料は来年度の進路指導にも役立つようなものでしたので、これだけでも参加した価値がありました。
12月2日(水)に千葉学習塾協同組合の定例研修会に参加してきました。
今回のテーマは入試予想です。テスト会社の入試情報担当の方による予想倍率等の講演を聞いてきました。
土気より南の外房地域では「〇〇高校がやや低倍率か?」ぐらいで、ほぼ例年通りの倍率になりそうです。元々高校の数も少ないですし、少子化も進んでいる地域なので、当たり前なのですが…
11月30日(月)に「第二回千葉県公立高校入学者選抜方法等改善協議会」の議事録及び資料が公表になりました。
主な協議内容は「公立高校入試における受験回数」についてです。現行の前期・後期選抜のような複数回受験体制を維持するのか、それとも受験回数を1本化するのか、ということです。私が思うに、教職員の負担や2種類の問題作成にかかる経費等を考慮に入れると、県教委としては1本化したいのだろうと思います。
が、結論から言うと「保留」になりました。とりあえず、現中1年生までは現行体制が維持されるものと考えて良さそうです。
実は、県教委は平成25年の2月に受験制度に関するアンケートを実施しています。その中で「受験回数」に関する項目があったのですが、これが見事に票割れしてしまっているのです。
具体的な数値は以下の通りです。
中3生…複数回希望76%:1本化希望24%
中3生の保護者…複数回希望67%:1本化希望33%
高1生の保護者…複数回希望78%:1本化希望22%
中学校長…複数回希望34%:1本化希望66%
公立高校長…複数回希望10%:1本化希望90%
私立高校長…複数回希望10%:1本化希望90%
昨年度のわが子の様子を実際に見てきた高1生の保護者が、複数回受験を最も希望しているというこの結果は非常に重たいと思います。だからこそ、県教委は1本化に踏み切れないのだろうと推測します。(アンケートを取ればこうなるであろうことは予想できたと思うのですが…)
今後についてですが、平成28年度入試(現中3生の入試)より専門学科での前期募集枠が100%(事実上の1本化)になるので、この結果及びアンケート結果を見て、次年度以降に最終的な判断をする、ということになりそうです。
11月24日(火)に埼玉県で公立高校入試の改善点が公表になりました。
数学及び英語の学力検査問題にて、正答率が極端に低い問題があるなど難易度設定等に課題があるため、平成29年度入試(現中2生の高校入試)より、受験生がきちんと実力を発揮できるように内容を改善するとのこと。具体的には、応用的な問題を含む「学校選択問題」を県教委が作成し、各高校の判断でこの「学校選択問題」を実施できるようにする、というものです。
公立高校入試の難易度については、千葉県も同じような問題を抱えていますね。ちなみに千葉県の公立高校入試の難易度についてまとめてみると、以下のようになります。
平成19年度まで…5科平均が約300点
一部の上位校(進学校)では高得点者が続出して、得点差がつきにくい入試でした。そのため、内申点(中学校格差があるので公平な合否判定資料とならない)やケアレスミスの有無で合否が決まってしまうケースが見られたようです。そこで、平成15年から導入された「特色化選抜」では、高い学力を持つ受験生を見極めようと、上位校(進学校)は「学校独自(応用)問題」を作成して入試を行うようになります。が、この「学校独自(応用)問題」も指導要領から逸脱した出題や、高校の先生の負担が大きすぎる、といった問題を抱えていました。
平成21年度から現在…5科平均が約250点
平成23年度の「特色化選抜廃止→前期/後期選抜導入(学力検査の必修化)」に向けて、平成21年度から入試問題が難化します。県教委の公式見解ではありませんが、「学校独自(応用)問題に代わりうる入試問題を県が作成する」という意図を感じます。
この結果、特に数学において、難易度のバランスが非常に悪い入試が行われるようになりました。元々、数学ではこのような傾向があったので、正確には「バランスの悪さがより顕著になった」というところでしょうか。
昨年度の前期選抜での、数学における出題状況を見てみましょう。
正答率10%未満の難問…5問(正答率は0.4%、1.9%、2.8%、3.2%、6.0%)
正答率70%以上の易問…8問(正答率は99.6%、93.1%、87.9%、87.5%、84.4%、77.4%、75.9%、74.6%)
難しい5問分(25点)は取れないけれども、簡単な8題分(約40点)はほぼ確実に得点できる。その結果、受験生の大半が50点~60点に集まる得点分布となってしまい、得点差がつきにくくなっているのです。
数学が得意な受験生にしてみれば、数学でライバルたちに点差をつけることができないのですから、不公平な入試問題と言えるでしょう。ちなみに、偏差値と実際の得点とで相関を調べてみると、昨年度の結果では、5科偏差値70(上位約2%)の実力を持った生徒でさえ、数学の得点は75点だったということになります。
この現状は決して好ましい状況にあるとは言えません。ぜひ千葉県でも、この「学校選択問題」を導入して欲しいと思います。上位校(進学校)は応用問題も含めた出題で実力判定ができる入試。それ以外の高校では正答率が40~70%程度の問題を中心とした出題で受験生の得手不得手がきちんと点数に反映されるような入試。これが理想だと思うのです。
11月19日(木)に県立学校改革推進プランの第3次プログラム案が公表されました。
近隣で関係がある高校は以下の通りです。
松尾高校…28年度より、「グローバル化に関する学び」を導入
大網高校…30年度より、農業に関する学科の再編成に伴い、生産技術科と農業経済科が「農業科」に、食品工業科が「食品科学科」に再編成
茂原樟陽高校…30年度より、農業に関する学科の再編成に伴い、生産技術科が「農業科」に、生産流通科が「食品科学科」に、緑地計画科が「土木造園科」に再編成
千葉商業高校…30年度より、商業に関する学科の再編成に伴い、情報システム科を「情報処理科」に再編成
幕張総合高校…31年度より、普通科を再編し、進学を重視した「総合学科」を設置
学科の再編成(名称変更)がほとんどで、大網近隣では大きな変革はなさそうです。ただ、大網高校では、「生産技術科」と「農業経済科」の2科が統合されて「農業科」と再編されます。県の発表によると、経済(流通)の分野は主に「食品科学科」で学ぶことになるそうですので、再編後の「農業科」と「食品科学科」の経済(流通)分野のカリキュラムがどのように調整されるのかが気になります。クラス数(定員)がどうなるのかも気になるところです。
進学相談会等のイベントにて、ぜひ確認しておきたいと思います。(例年、大網・山武地区では夏に城西国際大学で学校主催の進学相談会が実施されています)
10月20日(火)に千葉黎明高校の塾対象入試説明会に行ってきました。
千葉黎明高校は、①普通科特進コース ②普通科一般コース ③生産ビジネス科 の3つの学科/コース編成です。普通科一般コースでは、1年次が習熟度別クラス編成(アドバンスト/ベーシック)、2年次は進路別クラス編成(文理/総合)となります。
このような学科/コース編成に加え、進学補習の充実等を図った結果、平成20~21年度で68%(内大学/短大34%)だった普通科進学率が、平成24~26年度では86%(内大学/短大70%)にまで向上したそうです。ちなみにこの進学率は、東金高校を若干上回るものとなっています。
入試制度については、以下のような変更および特徴があります。
①前期選抜の2回実施(H28の入試より)
②全科/コースで試験問題の統一(H28の入試より)
③受験料を20,000円から15,000円に減額(H27の入試より)
④併願者の延納金は25,000円
近隣私立高校の延納金は50,000円のところがほとんどですので、かなりお得だと思います。ちなみに延納金が50,000円未満の近隣私立高校は、敬愛学園高校・千葉敬愛高校…40,000円、愛国学園四街道高校…0円 だけとなっています。(市川方面にはもう少しあります)
私は、今回初めて千葉黎明高校を訪問したのですが、先生方が一丸となって学校運営をされている様子や、引き締まった学校雰囲気を感じることができました。
大網からだと、どうしても乗り継ぎが不便(大網駅→成東駅→八街駅)なので、通学に1時間以上かかってしまうのですが、その点を除けばお勧めできる私立高校だと思います。
10月18日(日)は千葉学習塾協同組合主催の「公立高校進学相談会」が千葉市生涯学習センターで実施されました。
公立高校43校の先生方が集まり、生徒さんや保護者の方に個別相談や講演形式で学校説明をしてくださるイベントです。
私はスタッフのため、午前中に会場入りして準備作業を手伝い、開催中は記録係として写真撮影をしてきました。
この日は晴天にも恵まれ、過去最高の1427名の方に来場いただきました。準備に携わった者としてうれしい限りです。
受験生の皆さん、このイベントを通じて「絶対この高校に進学するんだ」という決意は芽生えましたか? これから模擬試験の偏差値が伸び悩んだり、学校の三者面談で厳しいことを言われてしまったりと、気持ちが折れそうになってしまうことがあるかもしれませんが、くよくよしても事態は改善されませんよ。机に向かって勉強あるのみです。そして、それを支えるのは「揺れない心」です。前期選抜まであと4ヵ月、最後まで頑張りましょう!
10月16日(金)に一宮商業高校に行ってきました。
10年ほど前から千葉学習塾協同組合では公立高校を定期的に訪問しています。初めは訪問を断られてしまうケースも多かったのですが、最近では公開授業にお招きいただいたり、学校主催で塾対象学校説明会を開催していただいたりする公立高校も増えてきており、塾と公立高校の間にあった垣根のようなものはだいぶ取り払われたように感じます。おそらく千葉学習塾協同組合は日本で最も活発に活動している塾組合ではないでしょうか。加盟塾の一員として得られる情報量の多さには私も大変助かっています。
一宮商業高校は平成16・20・22年の3回の訪問の後、平成24年からは学校主催で塾対象学校説明会を開催してくださっています。私自身は6回目の訪問です。
まずは恒例となっている授業見学からです。電卓やキーボードをブラインドタッチで打つ速さやエクセルの技術等、何度見ても目を見張るばかりです。完全に私のスキルを上回っています… 私も20年近く仕事でパソコンを使っているのに。
生徒さんは服装の乱れもなく、また、すれ違う時などはきちんと挨拶をしてくれます。先生の説明にもあった「商業教育は人づくり」がまさに実践されていると感じました。
授業見学の後は、校長先生や商業科主任の先生から学校説明をしていただきました。学校の歴史・授業内容・部活動の活躍・卒業後の進路・入試情報等 大変参考になりました。ありがとうございました。
部活動と言えば、電算部の活躍は素晴らしいの一言です。全商プログラミングコンテストに36年連続で入賞していて、今年は電気料金のシミュレーション等ができる「電力みえるくん」というソフトウェアで全国2位相当の優秀賞、「野菜の学校」というiOS対応のアプリケーションで全国5位相当の優良賞をそれぞれ受賞したそうです。なお、「野菜の学校」は何とアップルストアで無償配布の予定とのことでした。詳しくは高校のホームページに載っていますので興味のある方は是非ご覧になってください。
本日、気が付いた入試情報のお話を最後に。
前期選抜では定員を上回る合格者を出すことはできません。そうなると、前期選抜枠を100%にした高校では1名でも入学辞退者が出ると、欠員が生じてしまい、定員1名で後期選抜を実施せざるを得なくなるのです。これを防ぐためには、前期選抜で定員を数名超えて合格者を出す必要があるのですが、果たしてどうなるのでしょうか。残念ながら公表される事柄ではないので、結論は2月17日の前期選抜合格発表を待たなくてはなりません。
10月15日(木)に公立高校の入学者選抜の評価方法(合否判定方法)が公表されました。
さっそく近隣公立高校の分をプリントアウトして、塾用入試資料に変更点を反映させました。とは言っても、近隣高校で前期選抜の評価方法を変えたのは4校だけでしたね。
1校目は千葉商業高校。前期選抜2日目の検査項目である自己表現の満点が120点から130点になりました。千葉商業高校では、まず入試得点・内申点・調査書特記事項の合計点で定員の60%の合格者を決めます。残りの40%は先ほどの合計点にさらに自己表現結果(130点満点)を加えて合否判定をします。ですから、今回の変更で影響があるのは残りの40%分ということになります。部活動や生徒会活動で実績のある受験生が多少有利になるものと思われます。
2校目は前期選抜の2日目の検査項目を適性検査から面接に変更した京葉工業高校です。昨年までの適性検査は40点満点でしたが、今年からは面接結果を100点満点で評価して合否判定をします。面接を重視するという学校側の意図は明確です。受験生は受験勉強に加え、面接対策もしっかり行いましょう。
3校目は前期選抜2日目の検査項目に自己表現を追加した四街道北高校です。昨年までは内申点を2倍して前期選抜の合否判定を行っていましたが、今年はそれがなくなり、代わりに面接と自己表現を合わせて230点満点で評価するようになりました。千葉商業高校同様、部活動や生徒会活動で実績のある受験生が有利になる変更と言えると思います。
4校目は大原高校です。勝浦若潮高校と岬高校と統合した影響でしょうか、何か3校分のつぎはぎのような3段階方式の評価方法になっています。しかも、受験者数が266名を超えると合格者が定員を超える恐れがあるという不備があります…
あと、成東高校の記載の仕方が変わっていましたね。評価方法自体は昨年度と同じですが、前期選抜における評定値(内申点)の取り扱い部分が分かりやすくなりました。
今年から専門学科の前期選抜定員枠が最大100%になったので、いろいろと変更があるのではないかと思っていたのですが、ちょっと拍子抜けの結果でした。
評価方法は各高校のホームページにて確認ができます。何か不明な点やご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。