教材会社の営業の方がいらっしゃいました

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教材会社の方が営業にいらっしゃいました。教科書準拠の数学のテキストについて、いろいろとお話しをさせていただいたのですが…

 

私:「塾の授業は通常予習型なので、新出事項を教えるのにもう少し導入(ポイント)のボリュームがあるといいですね。」

営:「数学の先生はこだわる人が多く、導入(ポイント)は全部自分で板書するから、テキストに余計なものを入れるなというご要望が多いんですよ。」

私:「そうなんですか… 私は少数派なのですかね?」

私:「でも、最近はアクティブラーニングと呼ばれる、演習などの生徒の能動的活動が重視されていますよね。演習時間の確保という意味でも板書の負担が減らせるとありがたいのですが。」

営:「数学でアクティブラーニングは成立しません。絶対に無理です。」

私:(ずいぶんはっきりと断定されるのですね…)

私:「こちらの教材はいいですね。ただ、B問題が少し難しくありませんか?」

営:「最近は学校の定期テストも難しいんです。この程度の問題はよく出題されています。」

私:(この地域で20年塾講師しているけど、こんな出題見たことないです…)

 

アクティブラーニングについては、定義の共通認識化が図られているとは言い難いので、この営業の方は「英語授業における能動的学習」のようなものをイメージされていたのかもしれません。(私は、教科を問わず、「書く・読む・話す・解く・考える」といった生徒の能動的活動が見られれば、アクティブラーニングであると認識しています) ですから、会話の食い違いもそのあたりに原因があるのかもしれません。

 

しかし… その他については「?」です。文面では伝わりにくいですが、営業の方の口調が厳しくて、正直いい気持ちはしなかったです。自社の教材に絶対の自信があるのかもしれませんが、私としては納得がいかないことばかりでした。何を言っても完全否定されてしまうので、途中からは「言っても無駄」と感じるくらいでしたから。お互いに「なるほど、そういう考え方もあるのですね。」という会話がしたかったです。

 

営業の話術も大事ですよね。

 

 

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